かんたん!FL Studioを使った作曲&BMS制作入門


こんにちは。あさひです。

最近「BMS作ってみたいけど作曲とかしたことないしな~(笑)」
なーんて意見がよくみられるので、簡単な講座を作ることにしました。
「1回もBMS作ったことない!それどころか作曲経験ゼロ!」
そんな方のための講座です。

作曲といっても「ドレミファソラシドを鳴らしてみる」程度のものです。
どちらかというとDAWの基本操作の学習なので、気を緩めながら見て下さいな。

今回使うのはDominoみたいなMIDIシーケンサでいいかな~と思ったんですが、
無料のデモ版でも(プロジェクトの読み込み以外は)無期限で使えるという、
本格DAWのFL Studio 12にします。

ちなみにFLは英語版しかないけど大丈夫でしょう。あさひさんが使えるんだから。


・用意するもの
FL Studio 12 DEMO版
BMSE

これだけです。
なお自分はFL11しか使ったことがないのですが、
今回は筆者もはじめてFL12を使うのでわからないことだらけであります。
そもそも、11ですらそこまで極めていません。作った曲数も少ないです。
何か質問されてもまともに答えられないレベルなので、
お互いに少しずつ成長していきましょう。どんな講座だこれ。

まずは曲を作ろう


ネタはこの辺にして、早速始めます。
FL Studio 12 デモ版のインストールが完了していることを前提に話を進めます。


(クリックで拡大)


FL Studioを開くと、最初はこんな画面から始まります。
わけわかんねー!って思った人は正常です。自分も全然わかんない。
初期ではFLのデモ曲が流せますが、ここでは無視します。
挫折しないための講座なので余計なことは一切しない。

とりあえず左上のFILEを押してNew (=新規プロジェクトファイルの作成)を押します。




さっきよりもちょっとスッキリした画面になりましたね。
ここからは何もない、ゼロからスタートしないといけない状態です。




FLではこの部分が重要です。ステップシーケンサと呼びます。
縦長のがたくさんありますね。
これをクリックすると■になり、右クリックを押すとに戻ります。
クリックで配置、右クリックで消去。FL操作の基本です。覚えましょう。

試しにKickを四つ打ちにし、キーボードのSpaceキーを押して再生します。




再生できましたか?


おめでとうございます!
あなたは8割の人が挫折する(筆者独自調べ)
「DAWで打ち込んで音を鳴らす」
に成功しました!


これであなたもはれて作曲者たちの仲間入りです。
ネタじゃなくて割と本気で言ってますよ。

Kick以外の音も適当に配置したり再生したりしてみてください。
ドラムの組み込み方についてはこれだけでおおまかに理解できたと思います。

とりあえず四つ打ちキックのまま進めます。

このステップシーケンサを、右側のプレイリストに配置してみます。
Track 1の最初の部分をクリックしてみましょう。




配置できましたか?


おめでとうございます!
あなたは1つの曲を完成させました!


いや、ネタじゃなくてマジなんですよ。
SoundCloudとかによくあるめっちゃかっこいい曲も、
過程が複雑というだけで通ってる道はこれらとほぼ一緒なんですね。
その複雑なところばかりに着目して作曲とかDAWを敬遠してしまう人が多いのですが、
慣れると案外2時間とかでいいのができちゃったりするんですよ。
もしかしたら作曲を始めたら大化けするかもしれない人がチャンスを逃し…
(省略されました。ここをクリックしても詳細は開けません。)



さて、ドラムだけというのも寂しいですね。
メロディーとか組み込みたいのでピアノを追加しましょう。




左上のADDからChannelをクリック。
そこにFL Keysというピアノ音源があるのでクリックします。

従来あった4つのドラム音のほかに、5つ目の音源が追加されました。
このままじゃ不都合なので、ピアノロールにします。
FL Keysと書かれた部分を右クリックして、Piano rollをクリック。




今更いうのも変だと思うんですけど、水色は右クリック、赤色は左クリックです。




FL Keysの画面と同時に何かデカいのが開きましたね。
これはピアノロールといいます。白黒の鍵盤がピアノのような形をしていますね。
クリックするとノート配置、右クリックで消去。FLの基本です。
下に行くほど音が低く、上に行くほど音が高くなります。
白鍵盤に書いてあるCはドレミファソラシの「ド」にあたります。英語圏表記ですね。

ピアノロールという名称ですが、ピアノのほかにもシンセ、ベース、バイオリン…
その他何でもこのピアノロールで打ち込みます。場合によってはドラムでも使います。

さきほどの4つ打ちを組み込んだステップシーケンサと、
ピアノロールで同時に打ち込むのは相性が悪いです。理由は後述します。
そこでステップシーケンサもピアノロール化してしまいましょう。
(しないという手もありますが、ピアノロール化を覚えたほうがいいと思うので。)

FL Keysと同様にKickを右クリックし、Piano rollを選択。




さて、ピアノロール化できました。





こんな感じでどこまでも配置し続けられます。
極論を言えば2分間の曲でずっとここでキックを打ち込んでいくことも可能です。
とりあえずキックの四つ打ちを4小節分、計16個のキックを配置しておきます。

さきほどのFL Keysをもう一度右クリックしてPiano rollをクリック。
FL Keysのピアノロールに戻ります。
ピアノでカエルの歌を打ち込んでみましょう。
なんでカエルの歌やねんと思うかもしれません。理由は後述します。





こんな感じで打ち込んで下さい。
若干リズムが違いますが、理由は後述します。

さて、そのまま右側のプレイリストに配置…されていますね。
ではこれで「曲として完成」ということにしましょう。
仕上げに音声として書き出します。








これにて完成です。

完成した楽曲(mp3)



おめでとうございます!あなたは曲を公開できるまでになりました!


こんな曲でいいの?と思うかもしれないけど、
講座で本格的な曲を作る、しかも音切り解説を含んだら、超長い記事になっちゃいます。
今回はあくまで「試しにDAWを触ってみよう!BMS化もしてみよう!」
という趣旨なので、

そういうのはまた今度、あるいは別の講座を見る、ということでお願いします。

BMSを作ってみよう


自分で打ち込んだ曲も完成したことで、これから音切りという作業に入ります。
mid2なんちゃらとか、wosなんちゃらとか、今はいろんな自動音切りツールがありますが、
これらのツールの説明を始めたら挫折の元なので手動にします。
短い曲ですし、手動音切りでもすぐ終わりますよ~。

まずキックの音の書き出しから…といいたいのですが、
ピアノの音が同時再生するので、邪魔になってしまいます。
こういう時にはミュート機能を使いましょう。



FL Keysの左側にある緑色のがあります。
ここをクリックして黒にするとミュートになり、音が鳴らなくなります。
緑○の2個右にある○のところで音量をゼロにするという手もありますが、
元の音量がどれくらいかわからなくなる場合もあるので、消す時にはミュートを使います。

さて、最初にキックを1個だけ書き出すための準備をします。



この赤い枠を押すとオレンジ色に光ると思います。
オレンジ色の状態では右側のプレイリストではなく、ステップシーケンサのほうの音が鳴ります。
書き出し時の音声も変化します。
もう一度クリックして元の色に戻すと、プレイリスト側で再生されます。
この機能は使うことが多いので覚えておいた方がいいでしょう。




ピアノロールの1...2...3...と小さい文字で書かれている部分があります。
ここを右クリックしてマウスを動かすと、ピアノロールの選択部分が赤くなります。
「範囲選択」と呼ばれるものです。範囲を狭くしていくと範囲選択解除になります。

この機能で1小節の部分を選択してCtrl+Cでコピー、
2小節目にCtrl+Vで貼り付け、なんてこともできちゃいます。
ぜひ覚えておきましょう。
今回は音切りのための書き出しの際に範囲選択を利用します。

キックを最初の1個以外全部右クリック押しながらなぞって消していきます。
最初の1個さえ残ってればOKです。今更だけどなんかめっちゃノート短いなこれ。
でもFLのデフォルトのドラム音源はwav形式になっている音声なので、
基本的にノートが短くても元の音声は変わらないんで気にしなくても大丈夫です。



1つのキックを単体のwavファイルとして書き出します。wav名はkickで。
書き出したwavには、おそらくめちゃくちゃ長い無音地帯があると思います。
当講座では別に問題ありませんが、無駄な空白は消すことが望ましいです。
ちなみにmp3で書き出すと最初に空白ができてしまうので、
音切りの際には基本的にwav書き出し推奨です。

キックを書き出せたところで、
次にピアノの音を書き出します。

今度はFL Keysの○を押してミュート解除し、Kickの○を押してミュートにします。
さて、普通のBMS制作ならピアノをそれぞれ1音ずつ書き出して…とやりますが、
当講座では簡単なビギナー用音切りにします。書き出し3回だけで済みます。
REAPER等で音の編集をしたことがある人は、流し読みで自分なりに切ってもいいです。




1小節目の「かえるのうたが」の部分のみを残し、それ以外は右クリックで消去します。
そしてkaerunoutaga.wavとして書き出します。
書き出しが終わったら、「Ctrl+Alt+Z」を押して消去したところを元に戻します。



次に2小節目の「きこえてくるよ」の部分を残し、それ以外を消去。

ここで、上で説明した「範囲選択」の機能を使います。
水色の部分を右クリックで範囲選択し、
赤くなったノートを左クリック押しっぱで1小節目に移動させます。
kikoetekuruyo.wavで書き出し、Ctrl+Alt+Zで元に戻します。

3小節目の「クワクワ クワクワ」の部分を残し、それ以外を消去。
1小節目へ移動させ、kuwakuwa.wav書き出し。

4小節目は1小節目と同じメロディなので、書き出さなくても大丈夫です。
これにて音切り完了です。




おめでとうございます!
あなたは「2015年になっても手動で音切りをする人」 になりました!


そしてBMSEへ


ここからBMSの配置に入ります。
こちらも入門なのでクドめに解説しますが、
差分制作の経験がある方なら流し読みでいいです。

「kaerunouta」という名前のフォルダをデスクトップに作ります。
そこに書き出したwav4つ全部を入れて下さい。
そしてBMSEを開き、何もない状態から左上のファイル→「名前を付けて保存」で、
kaerunoutaフォルダに kaerunouta.bms など適当な名前で保存します。

保存したらとりあえず右側にあるジャンルをピアノに、タイトルをカエルの歌にしておきます。
それ以外はこの講座では特にいじらなくていいです。
BPMもFLのデフォルト同様130なので変更しなくても大丈夫です。




その下には #WAV01、#WAV02… といったものがズラーっと並んでいます。
とりあえずWAV01をダブルクリックして、kickを指定します。
WAV02に「かえるのうたが」、WAV03に「きこえてくるよ、」
WAV04に「クワクワ クワクワ」を指定しておきます。



ここから譜面制作に入ります。7keysを想定して作ります。

左上のほうにある鉛筆マークをクリックし、書込モードにします。
便宜上、#000には何も置かずに#001から配置していきます。
まずはキックを四つ打ちで#001~004まで配置します。



そして「かえるのうたが」を#001の3鍵に、
「きこえてくるよ」を#002の7鍵に、
「クワクワ クワクワ」を#003の3鍵に、
もう一度「かえるのうたが」を#004の5鍵に置きます。




そして保存します。




おめでとうございます!あなたはBMS作者になりました!

完成したBMS



ここまで読んでくれた方へ


ひとまずお疲れ様でした&ありがとうございました。

1日で作った突発的な講座なので、経験者が見ると結構ヤケクソだと思いますが、
タイトルにあるように、入門の入門的な内容にはできたと思います。

この講座だけみるとBMS制作って大変だな…と思うかもしれませんが、
mid2bmsやBMHelperを使えば大体の曲はすぐに音切りが終わります。
一番大事なのは「作る意欲」と、「何を作りたいか」です。
どのようなジャンルやアーティストを目指すか。
はじめは具体的なものが浮かばないかもしれませんが、
「なんかかっこいいテクノ」とか、
「ポップンミュージックのロックみたいなやつ」とか、
ふわふわした感じでもいいので、目指したいものとか、
目標っていうのは持っておいたほうがいいものだと思います。

BMSのアーティストが好きならBMSEで中身を見て、
音の作り方や並べ方を参考にしてみるのもスキルアップに繋がると思います。
耳コピ…というと時代錯誤に聞こえそうですが、
現代においても耳コピやアレンジで技術を磨くのはとても大事だと私は思います。

BMS制作ができるようになったら、BMSイベントへの参加を考えたいですね。
近年はコピー・アレンジ容認のBMSイベントが増えているので、
そういったものでBMSイベントに参加してみてもよいかもしれません。
好きなレトロゲームのコピーとか。

ただし、BMSイベントに参加すると、否定的な意見をされることが多々あります。
それらを受け入れる覚悟がないなら、個人HPでの公開にとどめておくべきです。


話がちょっと脱線してしまいましたね。
当講座ではもっと解説したいけど、簡略化のためにしきれなかったことが多いです。
代わりといってはなんですが、さらにステップアップしたい方向けのリンクをご紹介します。

FLstudio の使い方。作曲したり、MIXしたり。

こちらのサイトではFL Studioについて具体的に解説しています。
当サイトは本当に最低限の部分しか話していませんが、こちらは幅広いです。
操作の復習や、ここで学べなかったことを学びましょう。
ここまでこれたなら挫折要素はないはず。
VSTの導入や各機能の解説は要チェックです。

[FREE DL]waveform - kamome sano[100%Synth1]
国産フリーVST、Synth1で作られた楽曲。Synth1プリセットのリンク付きです。
ベース、SuperSawなどの完成度がかなり高いです。幅広いジャンルに使えます。
クラブミュージック系を目指す方はぜひ導入しましょう。

Free download: 35 new Dubstep/DnB Synth1 patches.
同じくSynth1のプリセット。
Drum'n'bass、Dubstep系統に向いています。
ワブルベースが入っていますが、私は上手く扱えませんでした。

SYNTH1 SOUNDBANKS and PROJECT TEMPLATES
お前Synth1以外に何かないのかよ…そんな声が聞こえてきます。
こちらはTechno、Trance向けの音色が入ったプリセットです。
特にトランスではかなり役立つプリセットだと思います。

BMHelperでBMSを作ろう
最強の自動音切りツールと呼ばれるBMHelperの使い方です。
本当にすぐ終わらせることができるらしいです。
いまだにこの手のツールを使うことができず手動ポチポチ勢なので、
誰か僕の環境で使えるツール教えて下さい。

VIPでTWしようぜ in ゼルナ鯖
TalesWeaverで要塞長期占領を目標としているVIPの企画。
しかしサーバー統合後はGladiolusに押し負けているという噂。
Wiki内の各キャラクターの性能解説がかなり優れている。
TWのキャラ選びに悩んでいる方や育成で詰んだ方は要チェック。


以上をもちまして当講座は終了といたします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回講座を組む予定は今のところありませんが、
時間ができたらFL Studio 12の使い方の全面解説や、音切りの簡略化、
その他諸々のまとめを書いてみたいと思います。


2015/12/2作成、2015/12/3公開


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Mail : asahi☆jpn@yahoo.co.jp  (IDの☆を3に変換して下さい。)
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